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投資信託の目論見書簡素化とeMAXIS全世界株式インデックス

2010.08.01 Sun

投資信託の目論見書が、内閣府令の改正規定により、この7月から変わったことをカン・チュンドさんのメールマガジンで知った。

この話題の前に、

目論見書には2種類あって、ザックリいうと、


・交付目論見書
商品のしくみや特徴、投資リスク、運用方針、申込方法等、投資判断するにために必要な情報を掲載。販売等の際に、あらかじめ又は同時に交付することを販売会社等に義務付けるもの。

・請求目論見書
交付目論見書の追加的な詳細情報を掲載。投資家から請求があった場合に直ちに交付を販売会社に義務付けるもの。


改正前の目論見書は数十ページ以上にわたるもので、

投資する際には必ず読まなければならないことは、理解していたが、

専門用語もかなり多く、マネパパにとって非常にこれまで「やっかい」なものだった。

なので、新規に投信を購入する時に交付目論見書をじっくり読むというよりは、

購入するためにネット証券の交付目論見書の「PDFを開く」だけの儀式になっていた^^;


話を今回の改正に戻すと、

そんな目論見書が、「投資家にとってわかりやすく、利用しやすい」ものに変わったらしい。

金融庁のサイトより↓

(クリックすると拡大表示されます。)

交付目論見書は、簡素化され基本的な情報だけを掲載し、請求目論見書は幅広い情報を掲載するようになっている。

これは、ありがたい。

ちなみに今回の改正は今年7月以降に届出される投信から適用されるもの。


それで、思い出したのが、

この7月に投資家からのアンケートにより商品化されたeMAXIS全世界株式インデックス。

この話題の投信の交付目論見書がどのようになっているのか、今のところ買う気は全くないが、見てみた。

http://www.am.mufg.jp/pdf/koumokuromi/260434.pdf

PDFを開いて驚いた。今まで目論見書を開く時、重くて時間がかかったのが、すんなり開けたからだ。

そのページ数は、

なんと6ページ。

最後のページは三菱UFJ投信のアドレスを掲載しているだけなので、実質は5ページといっていい。

同じeMAXISの改正適用されていない先進国株式や新興国株式インデックスの交付目論見書は、

50数ページにわたることから、いかに簡素化されのかがわかる。


そして、その内容はというと、

eMAXISが7月1日リリースした『eMAXIS 全世界株式インデックス』の設定について とほぼ同じ。

ファンドの特色や申込手続などの情報に終始し実ににシンプル。

これは、ありがたい。


でも、このeMAXIS全世界株式インデックスだけについていえば、

投資家が本当に知りたいのは、

先進国株式と新興国株式の割合じゃないのかな?

これがわからずじまいだと、投資しようと思っても投資判断ができない・・・ような。

もちろん、この割合も常に一定ではないので、なかなか掲載できない等の理由はあると思うが。

せっかく、「投資家にとってわかりやすく、利用しやすい」ものに変わろうとしているのに、

この割合が交付目論見書でわからないのは、残念。

目安でも、直近の割合でもいいから、掲載してくれないかな。


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テーマ:投資が大好き - ジャンル:株式・投資・マネー

コメント

*

eMAXIS「全世界」の純資産額は、現在わずか900万円。
既存のファンドから乗り換えた人などは、あまりいない感じですねえ。
新規購入者をどれだけ掴めるか‥。

*

投資家のアンケートによって商品化された割に、実際購入する人は少ないようですね^^;
なんか寂しいです。

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