インデックス投資の達人に聞け!
2011.05.04 Wed
マネパパは、噂の10連休とはいかず、
かといって、仕事が1日入り暦通りともいかず、
中途半端な休日。
こんなときは、暇つぶしにもってこいの庭いじりだ!
と、昨日は、はりきって早起きしたものの、
残念ながら朝から雨・・・。
本当に中途半端。
まあ、そんな中途半端なGWを送っているマネパパですが、
それでも前半はASOへ1泊2日の家族旅行へ。
そうです。A・S・Oです。 *熊本県の阿蘇
気分だけは海外に行った気分で英語表記したものの。中途半端な気分。
しかし、日本にはマネパパと同じように中途半端にGWを送る人は数多くいるはず。
そんな方に、少し興味深い投資記事をご紹介。
その名も、『インデックス投資の達人に緊急アンケート』。
GWの暇つぶしにはもったいないぐらいの、インデックス投資の達人、
我が師匠カン・チュンドさん、
著書「投資信託にだまされるな!」でお馴染みの竹川美奈子さん、
著書「半値になっても儲かるつみたて投資」が好評の星野泰平さん、
そして、カリスマブロガー、水瀬ケンイチさん、rennyさん、
の豪華5名がインデックス投資について語ってくれています。
以下、YAHOO!ファイナンスより。
インデックス投資の達人に緊急アンケート(1)―ポートフォリオの構築から注目ファンドまで・前編
最近、運用会社がインデックスファンドやETF(上場投資信託)といった指数連動型のシンプルな商品の取り扱いを相次ぎ強化。個人投資家が簡単にポートフォリオを構築できるツールとして注目されている。
そこでこの度、ファイナンシャル・プランナーや著名インデックス投資ブロガーなどを対象に緊急アンケートを実施。インデックスファンドとETFを用いたポートフォリオの構築術について聞いた。アンケートの回答者は、インデックス投資アドバイザーのカン・チュンド氏、ファイナンシャル・ジャーナリストの竹川美奈子氏、『半値になっても儲かる「つみたて投資」』の著者である星野泰平氏、サイト「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)」を運営する著名ブロガーの水瀬ケンイチ氏、同じく著名ブロガーのrenny氏(サイト「rennyの備忘録」運営)の5名。大型連休は今後の資産運用についてじっくり考えるよい機会。インデックス投資の「達人」5名の声に耳を傾けてみよう。(坂本浩明)
<ポートフォリオの「コア」に「日本、先進国、新興国株式」>
アンケートでは、「資産形成層が日本で購入可能なインデックスファンドやETFを使用してポートフォリオを構築する場合、どのような組み合わせがよいか」を聞いた。回答者全員に共通しているのは、日本株式、先進国株式、新興国株式の3つを主要な資産クラスとして保有していることだ。商品名は異なるものの、全員が日本株式はTOPIX、先進国株式はMSCIコクサイ指数、新興国株式はMSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動するファンドを選んだ。個人投資家にとっては、これらの3資産を言わばポートフォリオの「コア(核)」として保有するのが基本と言えそうだ。インデックスファンドやETFを用いれば、先進国と新興国に幅広く投資することが可能であり、簡単に分散投資の効果が得られる。
では、日本株式、先進国株式、新興国株式を組み入れるとして、具体的にどのファンドに投資すればよいだろうか。新興国株式については、星野氏と水瀬氏、renny氏の3人がいずれも三菱UFJ投信の「eMAXIS 新興国株式インデックス」を挙げた。さらに、星野氏と水瀬氏は双方とも日本株式に「CMAM日本株式インデックスe」、先進国株式に「CMAM外国株式インデックスe」を選出(いずれのファンドも中央三井アセットマネジメント)。数あるインデックスファンドのなかで、これらのファンドが共通して選ばれた理由は何か。各氏は「コストが安い」(星野氏)、「TOPIX、MSCIコクサイ指数、MSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動するインデックスファンドのなかで信託報酬が最安水準だから(11年4月20日現在)」(水瀬氏)と回答した。信託報酬はファンドを保有し続ける限り投資家が負担しなければならないコスト。これを低く抑えることがインデックス投資の「鉄則」であり、長期的に高いパフォーマンスを達成するためには不可欠と考えられる。
なお、水瀬氏はポートフォリオの組み入れファンドとしては挙げなかったものの、三菱UFJ投信の「eMAXIS 全世界株式インデックス」も注目に値するとした。このインデックスファンドは、日本を除く先進国と新興国の株式の値動きに連動する投資成果を目指す。「同ファンドは三菱UFJ投信が行った個人投資家アンケートで要望第1位に選ばれた指数を商品化したもの。これを90%とTOPIX連動インデックスファンド10%を組み合わせると、いわゆる『世界市場ポートフォリオ』が完成する。世界の株式時価総額に応じたアセットアロケーション(資産配分)を行いたい投資家におすすめ」(水瀬氏)という。
提供:モーニングスター社
5名全員に共通するのは、ポートフォリオの核としているのは、
日本株式=TOPIX、先進国株式=MSCIコクサイ、新興国株式=MSCIエマージング。
おお、みなさん日本株式は日経派ではなくTOPIX派なんですね。
ちなみにインデックス投資の達人ではないマネパパもTOPIX派。なんだか少し安心。
もうひとつちなみに、マネパパの運用ファンドは、
日本株式=国内ETF1306、先進国株式=CMAM外国株式インデックスe、新興国株式=eMAXIS新興国株式。
インデックス投資の達人に緊急アンケート(2)―ポートフォリオの構築から注目ファンドまで・後編
<資産配分を「サッカーのフォーメーション」にたとえると?>
実際に投資するファンドを選んだとして、次に決定すべきは各ファンドをどのくらいの比率で保有するかだ。水瀬氏は、インデックスファンドやETFを利用してポートフォリオを構築する場合に最も気をつけるべき点は「アセットアロケーション」であると考える。「アセットアロケーションで投資成果の大半は決まってしまうことが証明されている」(水瀬氏)。
興味深いのは、星野氏と水瀬氏が日本株式、先進国株式、新興国株式で同じファンドを選んだにもかかわらず、資産配分が大きく異なる点。先進国株式を40%とするのは共通しているが、水瀬氏は日本株式が50%、新興国株式が10%となっているのに対して、星野氏は日本株式が10%、新興国株式が50%となっている。
日本株式と新興国株式の比率の逆転は、どこまで積極的にリスクを取るかの違いによって生じたと言えそうだ。星野氏は、「資産形成層の場合は運用を当面継続できると思われるので、世界株式や新興国株式で積極的にリスクを取った方がよいと思う」とする。一方、水瀬氏は、「(日本株式、先進国株式、新興国株式のインデックスファンドをリスク資産として)自分のリスク許容度に応じた額を保有。残りのお金を非リスク資産としてMMFか個人向け国債(変動10年)で保有したい」と指摘する。ただ、同氏は「この資産配分は簡便法の答えの1つに過ぎない。自分なりの配分計算ができる方は自分で決めた方がよい」としている。
renny氏は、こうしたリスク許容度の違いによるポートフォリオの構築をサッカーのフォーメーションにたとえて次のように説明する。「手持ちの財産のうち『最悪半分になってもよい』という金額を投資に振り向けるようにしたい。そのうえで、投資資金の配分は日本株式、先進国株式、新興国株式を4-4-2(40%、40%、20%)にする。よりアグレッシブにいくなら、3-4-3(30%、40%、30%)の『スリートップ』もよいと思われる」。
竹川氏とカン氏はポートフォリオに先進国の債券も含めている。「分散の効果としては、株式・債券の組み合わせが最も効果がある」(カン氏)とされる。株式と債券のように一般的に逆相関にあるとされる資産を併せ持つことでリスクを抑えつつ、リターンの向上を狙うことが可能だ。さらに、カン氏はREIT(不動産投資信託)とコモディティー(商品)に投資するETFもポートフォリオに組み入れている。「リーマン・ショック後の金融危機ではREITやコモディティーが株式と同じような値動きしており、十分な分散効果が得られなかった。しかし、今後REITやコモディティーの市場規模がさらに拡大すれば、本来期待されていた株式との逆相関が強まる可能性がある」(同)という。
なお、国内外の株式・債券を1本のファンドでインデックス運用してくれる便利なファンドもある。竹川氏は、「自分で組み合わせてリバランスするのが面倒だという人、仕事や趣味に打ち込みたいという人は、セゾン投信の『セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド』や住信アセットマネジメントの『世界経済インデックスファンド』なども候補になる」とする。
また、竹川氏はインデックスファンドに投資する場合も「金融資産全体で考える必要がある」と指摘。確定拠出年金(企業型または個人型)でインデックスファンドを活用することも検討に値するとアドバイスした。
提供:モーニングスター社
資産配分をサッカーのフォーメーションに例えると?
という無茶ぶりにもきちんと回答しているところはさすが達人。
ちなみにマネパパもサッカーのフォーメーションに例えてみた。
トルシエ時代に流行った守備の陣形、フラット3(ディフェンスのセンターバック3人が常に平行に動く)なんてどうでしょう。
日本株式に30%、先進国株式に30%、新興国株式30%・・・。
・・・あと10%足りない・・・。
残りの10%は、お好みで^^;
まあ、資産配分は自分のライフプランに基づき自分で決めるに尽きる。
関連記事『他人のポートフォリオを真似するな!』
この、インデックス投資の達人に緊急アンケートの続きはまだありますが、
長くなったので、また次回に。
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