fc2ブログ
Home>2010年07月05日  TotalPages1

インデックス・ウォーズ STAMの逆襲

2010.07.05 Mon

もうすでに多くののブログで話題となっているが、あえて紹介と感想を。

STAMがまさかの既存インデックスファンドの信託報酬を引き下げへ。

STAMインデックスシリーズ(8ファンド)の信託報酬率引き下げについて

『世界経済インデックスファンド』の信託報酬率引き下げについて


以前、『もし、STAMのマーケティング部長だったらどうする?(完)』という記事の中で、

純資産額がある一定の規模まで達したら、信託報酬を引き下げて投資家に還元してもいいんじゃないか、

というようなことを書いたことがある。


今回のSTAMの信託報酬の引き下げはどうだろう?

STAMのコラムによると、

今回の信託報酬の引き下げ理由は「受益者の皆様の利便性向上のため」と、ありがたい言葉があるが、純資産額は8シリーズ合計で2010年6月末現在約260億円。

ここ最近、STAMやeMAXISの月次資金流出入額を調べているマネパパとしては、今回の引き下げについて、

純資産額がある一定の規模まで達したから、信託報酬を引き下げよう!

というより、

信託報酬を引き下げて、純資産額をある一定の規模まで達成させよう!

と感じざるを得ない。

もし、仮にSTAMが赤字覚悟で信託報酬を引き下げたとしたら・・・

「危険な匂い」を感じる。

間違いなくeMAXISやCMAMの対抗策であると思うが、

eMAXISやCMAMも信託報酬をこれに対抗して引き下げたら・・・

インデックス戦争が過熱しすぎて、最終的には運用会社が元をとれず、

インデックスファンド自体が日本からなくなってしまうのでは。

とここまで(空気を読まず)かなりネガティブな感想だが、

この知らせを聞いた時、同時に、

『いちばん最初に(ネット証券向け)「インデックスファンド・シリーズ」を立ち上げた運用会社には、それなりの覚悟と、(マーケットシェアを取るまで)ある程度の我慢が必要だという認識があるのではないでしょうか。』

というカン・チュンドさんの言葉を思い出した。

(詳細は『インデックス・ファンドの本質!検索』をご覧ください。)

そして、このインデックス戦争に最後に生き残るのは、現在、劣性ともいえるSTAM?

と脳裏をよぎった・・・。

インデックス投資ランキング
投資信託ランキング
家計管理・貯蓄ランキング
 

スポンサーサイト



テーマ:投資が大好き - ジャンル:株式・投資・マネー