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インデックス・ウォーズ STAMの逆襲 エピソード2

2010.10.20 Wed

戦いはまだ終わっていなかった。

いや、戦いというより、逆襲だ。


以前、『インデックス・ウォーズ STAMの逆襲』という記事で、

eMAXISやCMAMに対抗して、STAMが信託報酬を引き下げたことを話題に取り上げた。


だが、インデックス・ウォーズはまだ続いている。

基本的に差別化しにくい金融商品のため、戦場は限られてくる。

インデックス・ウォーズの戦場は主に3つ。


1.信託報酬などの保有コスト
2.販売窓口の拡大
3.情報提供能力


STAMは最重要である保有コストの戦場に「既存ファンドの信託報酬の引き下げ」という奇襲を仕掛けたことは、記憶に新しいところ。

そして、まだその余韻もまだ冷めやまぬうちに、今回は情報提供の戦場にも仕掛けてきた。

2010年10月4日
「STAMインデックスシリーズ」の専用サイトにマーケット情報を掲載致しました。

こんな画面↓


うおォ?、何かこんなの見たことがある。

間違いないアレだ。


eMAXISの専用サイトのアレだ。
こちらはこんな感じ↓


『eMAXISのサイトが新しくなった件について』

やっぱりどことなく似ている。

STAMはやはりeMAXISをかなり意識しているようだ。

そして、明らかな宣戦布告とみた。


ちなみに、eMAXISは第3回ブロガーミーティングでの報告でもわかるとおり、サイトの充実に力を入れているようだ。


このインデックス・ウォーズどこまで続くかわからないが、

個人的には、少しの信託報酬の差であれば、運用報告書なども含め、わかりやすい情報を提供する方が、

多くのファンを獲得し、最後は勝つんじゃないかな。

って思っている。

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STAMと吉野家の3つのポリシー

2010.07.10 Sat

STAMの信託報酬の引き下げは投信ブロガーの中で大きな話題となった。

そんなSTAMのサイトで今回の信託報酬引き下げに関する「補足」が公開されていた。


STAM インデックスシリーズの信託報酬率引き下げ等について(補足)


何を書いてあるかと思いのぞいてみると、

そこには、今回の信託報酬の引き下げがどう投資家に影響を与えるのかについて主に書かれていた。

なぜ、こんなことをわざわざ掲載するんだろうと不思議に思ったが。


その中でSTAMインデックスシリーズの3つのポリシーが掲載されてあった。

その3つのポリシーとは、


・分かりやすい

・始めやすい

・続けやすい


この3つのポリシーを知って、大手牛丼店の吉野家の3つのポリシーを思い出した。

・うまい

・やすい

・はやい

吉野家は創業して100年以上も経つ元祖牛丼チェーン店。

この「うまい、やすい、はやい」をポリシーに、サラリーマンの食欲をを満たし、会社は大きく成長してきた。

ところが、ところが。

同じようなウリのライバル店が数多く出現し、激安戦争に巻き込まれ、ここ最近苦戦しているのはご承知のとおり。


STAMの3つのポリシーを見て、思わずこの吉野家とダブらせてしまったが・・・


冒頭の信託報酬引き下げの「補足」の話に戻すと、

わざわざ信託報酬の引き下げが投資家にどのような影響を与えるのか補足したのは、

「分かりやすい」というポリシーから生まれたのかもしれない。


そして、少し前の話になるが、シリーズの中にTOPIXがあるのにわざわざ日経225の設定を発表したのは、

いろんなバリエーションを増やすことで、

「始めやすい」というポリシーから生まれたのかもしれない。


さらに今回既存ファンドの信託報酬を引き下げたのは、

「続けやすい」というポリシーから生まれたのかもしれない。


こうして見てみると、STAMの3つのポリシーと戦略は納得できるというか、

個人的にはものすごく好感がもてる・・・気がする。


eMAXISのように派手さはないけど。


地道にこの3つのポリシー「分かりやすい、始めやすい、続けやすい」を貫いて、サラリーマン投資家たちの投資欲を満たして、

吉野家のように100年以上続くファンドシリーズになってもらいたい。

(なんで過去にも現在にも保有していないファンドをいつも応援しているんだろう?とマネパパ自身もいつも不思議に思います^^;)

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関連記事『住信アセットがSTAM日経225インデックスオープン設定』
関連記事『インデックス・ウォーズ STAMの逆襲』


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インデックス・ウォーズ STAMの逆襲

2010.07.05 Mon

もうすでに多くののブログで話題となっているが、あえて紹介と感想を。

STAMがまさかの既存インデックスファンドの信託報酬を引き下げへ。

STAMインデックスシリーズ(8ファンド)の信託報酬率引き下げについて

『世界経済インデックスファンド』の信託報酬率引き下げについて


以前、『もし、STAMのマーケティング部長だったらどうする?(完)』という記事の中で、

純資産額がある一定の規模まで達したら、信託報酬を引き下げて投資家に還元してもいいんじゃないか、

というようなことを書いたことがある。


今回のSTAMの信託報酬の引き下げはどうだろう?

STAMのコラムによると、

今回の信託報酬の引き下げ理由は「受益者の皆様の利便性向上のため」と、ありがたい言葉があるが、純資産額は8シリーズ合計で2010年6月末現在約260億円。

ここ最近、STAMやeMAXISの月次資金流出入額を調べているマネパパとしては、今回の引き下げについて、

純資産額がある一定の規模まで達したから、信託報酬を引き下げよう!

というより、

信託報酬を引き下げて、純資産額をある一定の規模まで達成させよう!

と感じざるを得ない。

もし、仮にSTAMが赤字覚悟で信託報酬を引き下げたとしたら・・・

「危険な匂い」を感じる。

間違いなくeMAXISやCMAMの対抗策であると思うが、

eMAXISやCMAMも信託報酬をこれに対抗して引き下げたら・・・

インデックス戦争が過熱しすぎて、最終的には運用会社が元をとれず、

インデックスファンド自体が日本からなくなってしまうのでは。

とここまで(空気を読まず)かなりネガティブな感想だが、

この知らせを聞いた時、同時に、

『いちばん最初に(ネット証券向け)「インデックスファンド・シリーズ」を立ち上げた運用会社には、それなりの覚悟と、(マーケットシェアを取るまで)ある程度の我慢が必要だという認識があるのではないでしょうか。』

というカン・チュンドさんの言葉を思い出した。

(詳細は『インデックス・ファンドの本質!検索』をご覧ください。)

そして、このインデックス戦争に最後に生き残るのは、現在、劣性ともいえるSTAM?

と脳裏をよぎった・・・。

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住信アセットがSTAM日経225インデックスオープン設定

2010.06.30 Wed

STAMシリーズに新たな仲間が誕生。

(以下、ロイターより引用)

[東京 30日 ロイター]
 住信アセットマネジメントは「STAM 日経225インデックス・オープン」を7月30日に設定する。

 ファミリーファンド方式で運用。「住信 日経225インデックス マザーファンド」を通じ、日経225採用銘柄に分散投資し、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指す。

ファンドの詳細は以下のとおり。


    設定上限額:500億円          

    分類   :追加型/国内/株式/インデックス型 
    手数料  :上限2.1%(税込み)

    信託報酬 :純資産総額に対して年率0.42%(税込み)

    販売会社 :SBI証券

(引用終わり)

信託報酬はeMAXIS日経225インデックスと同じ0.42%。

STAMのマーケティング部長の静かなeMAXISへの対抗策かな^^;

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もし、STAMのマーケティング部長だったらどうする?(完)

2010.05.14 Fri

「もしインデックス投資に目覚めたばかりの平凡なサラリーマンがSTAMの1日マーケティング部長になったら」

ということで過去7回にわたってお送りした妄想集「もしST」も今回が最後。

どっかて聞いたことのあるフレーズだな?と思った方。

多分、気のせい・・・です^^


過去7回長々と書いてきたのに肝心なことが抜けていたので、最後に補足。

条件付きで信託報酬を低くしていくという結論を出したが、

あくまでも、「ファンドそのものの純資産額がある一定の規模まで達したら」

というこちらも条件付き。

ファンドそのものの規模が大きくないのに、信託報酬下げてしまったら、冗談抜きで「撤退」を検討しなければならなくなる。

ファンドと投資家は共存共栄の関係でなければいけない。

しっかりとファンドにも「儲け」てもらいたい。



私たちが通常手にするモノ=商品には製造原価というものがある。

商品を作りだす上で、必要なコストのことだ。

そして、その製造原価は大きく分けて、

商品を作れば作るほど増えてくる原料などの変動費と、

製造の多寡に関係なく発生する賃料などの固定費とに分けられる。


金融商品、インデックスファンドにこの製造原価の考え方があてはまるかわからないが、

ファンドの規模が大きくなるにつれてかかる変動費は仕方ないとして、

ファンドの規模に関わらず発生する固定費は、ファンドが大きくなるにつれて回収できるはず。元がとれるはず。

その元をとったところで、その一部を長期保有者に信託報酬を下げるという形で還元してもいいんじゃないのかな。

ということが、最終的なマネパパの結論。(というか意見です。)


インデックスファンドの競争の結末がどうなるのか、本物のSTAMがどんな対抗策をだしてくるか、わかりませんが、最後まで誇大妄想にお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m

では次回作「もし、eMAXISのマーケティング部長だったらどうする?」でお会いしましょう^^;

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元ネタ 内藤忍さんのブログSHINOBY'S WORLD
『STAMとeMAXIS ? もし、STAMのマーケティング部長だったらどうする?』より

それに対するマネパパの考え
『もし、STAMのマーケティング部長だったらどうする?』
『もし、STAMのマーケティング部長だったらどうする?(2)』
『もし、STAMのマーケティング部長だったらどうする?(3)』
『もし、STAMのマーケティング部長だったらどうする?(4)』
『もし、STAMのマーケティング部長だったらどうする?(5)』
『もし、STAMのマーケティング部長だったらどうする?(6)』
『もし、STAMのマーケティング部長だったらどうする?(7)悪い部長編』

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